熊、目撃!
コン、コン。 扉をノックする音。
「どうぞ!」
「先生、こんにちは。」
「やあ、君か。 今日は、どうしたの?」
「最近、熊が人里までおりてきているのが
目撃されることって多くなってますよね。
先生は、熊を目撃したことあります?」
「残念ながらというか、幸運にも動物園でしか見たことがないな。」
「国道辺りでも何匹か目撃されているようですね。」
「国道の熊たち」
「『なめたら いかんぜよ』なんて叫ばれそうですね。」
「『熊に注意!』というより『熊が注意!』」
「先生! 元ネタの『極道の』は、『ごくどうのおんなたち』で、
『ごくどうのつまたち』じゃあないですよ。
通称は『極妻(ごくつま)』っていいますけど。」
「君の『なめたら いかんぜよ』も、極妻の台詞ではなくて、
「お互い、微妙にずれてますね。」
「世の中、そんな微妙なずれで成り立っているもんだよ」
続くかもしれない。
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