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2006/11/14

「俺のスリッパ!」

つい先日、ある食事処にいったときのこと。

 

入り口を入ると左が座敷、右がテーブル席。

その境辺りの奥が、レジ・カウンター、厨房となっている。

レジで食券を買うシステム、プリペイドだ。

 

味噌ラーメン、餃子の食券を買い、レジ付近のテーブルに着いた。

雨で靴が濡れ、靴下まで濡れたため座敷に上がることは遠慮した。

お茶を持ってきて(セルフサービスだった)、ボォーとしていた。

 

「俺のスリッパはいてるし!」と声がした。

声の方向をみると、座敷からテーブル席の先にあるトイレに行こうとしている若い人の姿があった。

自分の履物を探している様子だった。

「俺のスリッパはいてるし!」と、その青年。

 

周りを見てみると、レジ前にスリッパを履いたおじさんがいる。

そのおじさんが、青年のスリッパを履いているようだ。

 

そのおじさん、追加注文で座敷からレジに来るときに、自分の靴ではなく、店のスリッパと勘違いして、青年の履きやすいスリッパを履いたのだろう。

その青年、おじさんがレジを終わるのを待った。

おじさんが、座敷に上がろうとするときに、

「おとうさん(父の意味ではない)、それ俺のスリッパ!」と青年。

 

「あっ、あっ、はい、どうぞ」とおじさん。

 

「はい、どうぞ」は違うんじゃないかな~と思う。

ひとこと、謝るべきだろう。

ちょっと慌てていたんだとは思うが・・・。

 

青年、怒るかと思ったが、さっさとそのスリッパを履いた。 

そして、トイレへ急いだ。

そして、ひとこと。

「スリッパ、温かくなっていて、良かった~」

にこにこ、しながらのひとことだった。

 

おじさんも追いかけるように、

「ごめんな~ぁ」とひとこと、謝っていた。

 

皮肉とも取れる青年のひとことだが、そうではなかっただろう。

でも、ひとこと謝ってくれよという気持ちもあったと思う。

青年が、何も言わずにトイレにいっていたら、おじさんが謝ることがなかったんじゃないかと思う。

見事なひとことだった。

へたに注意すると逆ギレされ、

それを恐れてなにも注意できない、

最近の世の中。

 

さりげないユーモアで、間違いを気付かせる、

注意したほう、されたほう、どちらも気分よく、

そんな言葉があふれて、世の中、丸くなったらな~。

そのスリッパ、今度はおばさんに履かれ、 

そして、トイレに・・・。

 

どうも、店のスリッパと間違えられやすい・・・。

  ひとことで  

    足もこころも

          温まり

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小さな日常」カテゴリの記事

コメント

この記事・・・光景がそのまま浮かんで来て
心がとても温かくなりました^^

けど実際私がその場に居たら
ケラケラ笑ってしまうかも知れませんw

でも、冬に厄介なブーツなんかの時
(決してお店のスリッパじゃなくw)
違うお客さんの踏み潰されたスニーカーなんかを目にしても
トイレに行くのに・・・ちょっと借りて行きたいわ!
って心境になる時ありますよーw

投稿: PASERI | 2006/11/17 18:59

>PASERIさん
そう言って頂いて、とても嬉しいです。

ある意味、笑える光景でした。
僕もニコニコして、見てました。

確かにブーツとかだったら、大変だろうなと思います。

お店のほうで、名前を書いたスリッパを用意してもらうのが良いんでしょうけどね。

投稿: すもーるげーと | 2006/11/17 23:26

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